2009年05月23日

「マスク着用と世間の目」朝日新聞

 またまた、偶然。

 今日の朝刊文化面で神里達博さんの文章が「マスク着用と世間の目」

という題で載せられていた。

 「世間」。今読んでいる書籍にもそのことが書かれていたので、記事

を読んでいたら、神里さんが引用していたのが阿部謹也の文章。

 な〜〜んだ、実は今読んでいる書籍「ヨーロッパを見る視角」の著者

が阿部謹也さん。歴史学者だけれど、一つ一つの歴史事象ではなく「個

人の誕生」「世間」「市民意識の形成」など目に見えない人間意識・行

動を分析してるのがとても面白い。頭の中の理屈では合理主義が判って

いても日常の行動原理はそこになく、周囲の目を意識して行動をしがち

な日本人。

 記事はマスク着用が広がっている背景とちょっとした事態の変化でま

たどのように人々が行動を変えるか・・・その根拠のなさを分析してい

る。

 遠方の知人からマスクを買って送って欲しいと言われたが、私の住む

田舎町ですら数件回ったドラッグストアでマスクは既に売り切れてい

た。

 知人は個人で必要というよりも職場で欠かせないという理由もあった

が、同情してしまった。本当にそれが必要かどうかの判断以前の問題

で、組織において「必要」とされたら従うしかないという。そういう気

持ちにさせる社会に市民意識はあるんだろうか?

 自分で判断して決めてもらったら困るというのがこの国かもしれな

い。それどころが自分で決めるってどういうこと?というリアクション

すらあるかもしれない。

 組織が決定した根拠には、世間の目が怖いというのも全く排除できな

い理由の一つに思える。

 確かに公衆衛生など広くかつ甚大な被害が及ぶ場合には強制的に繰り

出されるべき方策もあるとは思うけれど、今回の事態はそれに該当する

のかどうか・・・?


 
 
posted by ほたる at 14:20| Comment(0) | TrackBack(0) | 最近の報道 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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