2009年06月18日

男を消せ!ノルウェーを変えた女のクーデター 三井マリ子著

 なんて過激なタイトル。

 でも、いたって中味は刺激的。これくらい過激なタイトルでもしない

と目をさませられないってことなんでしょうか?

 著者の三井さんは豊中市の男女共同参画センターの館長でしたが、バ

ックラッシュにより解雇となりました。これを不当として目下裁判で争

っています。

 この本が書かれたのは1999年。

 紹介されているのは1960年代から1970年代のノルウェーで女

性が躍進するきっかけとなった運動でした。

 ノルウェーの比例選挙では政党が作った候補者名簿を選挙民が書き換

えられる権利を設けています。これを利用して名簿にずらりと並んだ男

性の名前を女性に変え、女性議員の割合を増やすという運動を起こしま

した。

 どうせ、過激な女たちがしたことと思うなかれ。男性の政党党首も

「地方議会に女がこんなに少ないのは正義に反すると思います」といっ

て協力する。当時の男性首相も快く承諾する。この名前変更の権利を上

手に使って「どの男(の名前)を消すか」という作戦が1966年と1

971年に行われたのがノルウェー。これで女性が大躍進しました。そ

れでも、お粗末な政治をしたら続かなかったはずです。いまだもって維

持しているというのはそれなりの政策をして国民に納得してもらえたか

らでしょう。

 説得する女性にも説得力があったのでしょうが、聴く側の男性にも本

気で聴く気持ちがあるかないか、差別意識があるかないかも重要です。

旧態依然とした価値に固執した頑迷な男性ではこうはいかなかったとい

うことだけははっきりしています。

 40年以上前に北欧の一国の人々の意識と今の日本人の意識と比較す

るのも恥ずかしくなります。 
posted by ほたる at 10:28| Comment(0) | TrackBack(0) | 読んでみたら | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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